横田滋さんの死について思うこと

横田滋さんの死について思うこと

6月5日、北朝鮮拉致被者・横田めぐみさんの父、滋さんがお亡くなりになりました。

享年87歳、42年間という人生の半分近くを愛する我が子が拉致(失踪)された状態で、それでも生きていることを信じて戦った人生・・・
めぐみさんが日本に帰ってこれたからってこの苦しんだ42年間が戻ってくるわけではないけれど、ご家族のみなさんが生きている間に無事に帰国してもらい、喜ぶご家族の笑顔を見たかったです。

想像する事しか出来ないけれど、何年経っても心の中の穴は埋まらないだろうし、家族で遊びに行ってても楽しい事をしていても、
「あの子は今頃苦しんでいるかもしれないのに自分達が笑っていていいんだろうか?」とふと我に返る、そんな日々だったのかなと思うと、子を持つ1人の親として本当に本当に張り裂けそうなくらい心が痛いです。

僕たちにできること

記者会見の中でご家族がお話しになっていたのですが、日本国内で拉致問題の認識・認知を広めるということが本当に大事だと思います。

小泉首相が訪朝し北朝鮮と交渉していた時に初めて北朝鮮による拉致問題を知ったのですが、現在37歳の僕が当時専門学生だった頃です。

それから数年は蓮池薫さん達の帰国や偽物の遺骨が返還された時などたびたびニュースで見ることもありましたが、次第にテレビで大きく取り上げられる事も少なくなったように思います。
(僕がニュースを見ていなかっただけかもしれませんが)

そうなると今の10代20代の人たちはこの問題自体を認識していない可能性があります。

この42年間で拉致被害にあわれたご家族が頑張って頑張ってやっと国を動かして、なんとか5名だけ帰国することが出来ましたが、そこから停滞しているこの問題を解決する為には、僕たち日本人のみんながしっかりとこの問題を認識して声を上げて、再度政治家が動かざるを得ない状態に民意を持って行くことが重要だと思います。

今はTwitterやFacebook、YouTubeなど個人でも発信しやすい時代ですしね^^
僕も今回、1人でも多くの人にこの問題が伝わって欲しいと思いこの記事を書きました。

子供に家族に伝えて下さい

また親である僕たちは、子供に「昔、北朝鮮という国が、無理矢理日本人を誘拐して今も捕まったまま帰ってこれてないんだよ」とこの事実をしっかりと伝えることが大切だと思います。

自分自身が正しく知り、それを大切な家族に伝える・・・これだけでも日本国内での拉致問題の認識・認知を広めることが出来るはずですので、この記事を読んで下さった子育て世代のパパとママは、今日明日のうちに家族で拉致問題についてお話しして頂けると嬉しいです。

自分の家族がもし拉致されたらと考えると本当に恐ろしくて悲しくて生きた心地がしません。
横田滋さん、本当に長い間お疲れ様でした。
心からご冥福をお祈り致します。

今日の1枚は横田滋さんめぐみさん親子の幸せな姿を想像して、父と娘の紫陽花での写真を選びました!

 



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